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隠れ男尊女卑の結果できたひずみを頂こう

2017年01月24日
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同じ空気を吸っている人間に「お前なんかなにをやってもダメ」と言われたら傷つきます。キャリアカウンセラーに相談しても中途半端で「すぐにリストラされるから就職したくない」という人も増えています。心のケアが必要です。

ポジションを取られたくないパワハラがある理由

会社でパワハラがある理由とはいったいなんなのでしょうか。パワハラ、セクハラは、上司が後輩に自分のお株を取られたくないために起こります。長く勤めていて役職もあり毎月の給料で家族を養っているのに、入社一年目の新人に「かっこいい役割」を取られたくない。

役職をや給料を後輩にかすめ取られるのは誰だって悔しいわけです。男女雇用均等法が浸透し、産休や育児休暇を認める企業も多くなりましたが、職種や業種や時代によって様々です。そしてここ数年「ゆとり」世代の若者が就職する年齢を迎えてから、昔ながらの年功序列のシステムに戻った企業も多くあります。

どうしてこんな現象が起こるのでしょうか。それは、今の若い世代にスキルがないからです。業務スキル云々の話ではなく総合的にです。

ピンチがチャンス若手の狙い目は語学を使う仕事

自分の子供に高等教育を受けさせたがる親の絶対数も減りました。「ウチはのびのび育てている」イコール「勉強させていない」です。学生さんは今から勉強をして積み立てておけば、今後のレース展開が楽になるわけです。

出来る人材が急激に減っている業種は、通訳、翻訳などの語学を使う仕事。「時給が高い」「ソフトを使えば誰だってできる」「ニーズが無い」「変なプライド争いがある」「中国語の方がニーズがある」などと敬遠された結果、スキルを持つできる人材が減りました。

さらに「短期間でパッと稼ぎたい」「そもそも仕事をしたくない。ずっと寝ていたい」という人が増えたこともあり「腰を据えて長く働きたい」という人にとってはピンチがチャンス。隠れ男尊女卑の結果できたひずみ。せっかくですいただいてしまいましょう。

スキルを持つ人が少なく給料を払える事業所も少ない

大学を卒業しても、業務を安心して任せられるスキルを持つ人材が少ないためベテランが地位を譲りたがらないというわけです。さらに、若い世代は「同じお仕事を長く行うことでその道のプロになりお給料を増やしたい」と考える人も少なくなりました。

また、経理、確定申告業務を伴う社長稼業。「会社を退社したけれどこれからは自分の力で社長をやるぞ」と息巻いても、残念ながら肝心の会計を行うスキルがなく、空回りしている人が多いのです。大学を卒業する際に、皆、当たり前のように就職活動をしていますが、ちょうどよく採用できる企業が減っているわけです。

また、学閥もあります。通訳、翻訳などの英語を使う仕事が狙い目どこの企業にも学閥があります。

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