キャリアコンサルタントに向けたイチオシ情報発信ブログ

強みを引き出す大切な業務を担うために

2017年01月21日
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これまで転職者は、限られた時間の中で新しい勤め先を見つけ出さなければいけませんでした。そのためには時に過去のキャリアを封印して、目付出した条件に自分を合わせてリスタートを優先させることもやむを得ないが常識でした。

キャリアを無駄にしないためのサポート役

転職者にとって、転職が大きなロスタイムになってしまうことは、実は本人だけの問題ではありません。本来であれば、過去に積み重ねたキャリアを必要としていた業界があって、時間的な意味でマッチングしないことが少なからず問題となっています。

キャリアをどのように積み重ねていくのかは、働く者にとって重要なキーワードになっていて、だからこそキャリアコンサルタントの役割には期待も大きく、質の向上も強く求められるようになって来たと言えるでしょう。

過去には各業界団体ごとに業務上の必要性から行われてきた背景もありますが、平成28年の4月から国家資格に生まれ変わり、よりその業務を重要視されるようになったのです。

キャリアを無駄にしない猶予期間

平成28年から、これまでは各業界や団体ごとに行われて来た業務が全面的に見直されることになりました。その経過処置として、5年の猶予期間を定めています。キャリアコンサルタントには、1級と2級があり、過去の業務期間などによって受験条件が定められています。

例えば2級であっても、実務経験が3年に定めていて、未経験のままですぐに受験することが出来ません。そこで各団体を通じて業務にあたっていた者には、経験処置を定めて、新たな国家資格へとスムーズに更新出来るように配慮が行われています。

役割として期待もあり、標準化されたことで、ますますニーズも高まり、重要視される資格として注目です。

新しく生まれ変わったサポート役の使命

キャリアコンサルタントとして重要視されるのは、通常の紹介業務ではありません。転職者希望者がスムーズにキャリアを積み重ねられることで、業界としても有能な人材を確保することが可能となります。その意味でも、転職者のキャリアを分析し、業界や転職候補先を吟味する上でも豊富な知識量やマネジメント力を求められるでしょう。

ビジネスの世界が、グローバル化され、また時代のスピードが速まる中で、十分に活躍してもらうためにも、一定期間での更新が避けられません。しかも、一般的な知識面の再確認にとどまらず、キャリアをコーディネートする実務面もその範囲に含まれていて、役割りの大きさや期待度の高さが分かります。

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